【関西】
 12年度準優勝の京都橘、プリンスリーグ関西王者履正社が共に8強入りし、関西勢を牽引した。まずは3年連続の出場で悲願の日本一を目指した京都橘。2年連続での優秀選手選出となったエースFW中野克哉らのゴールで第一学院を退けた初戦に続き3回戦でも難敵國學院久我山をPK戦の末破ると順調に8強進出。しかし前橋育英との準々決勝、総体の悪夢が蘇る0対4の完敗で3年連続の4強を逃し今年もまた日本一に辿り着くことはできなかった。

 続いて前回大会、初出場ながら8強進出を果たした履正社。開幕前に行われたプレミアリーグ参入戦で静岡学園前橋育英を撃破し来季のプレミアリーグ昇格を勝ち取った新鋭の快進撃は今大会でも続いた。初戦で北海道大谷室蘭とのPK戦までもつれ込む激闘を制すると、続く3回戦では中津東を撃破し2年連続となる8強入り。公式戦の連勝も「22」まで伸ばした。準々決勝で星稜に敗れ敗退、同時に積み重ねてきた連勝はストップしたものの、2年生ながら10番を背負い優秀選手にも選出されたFW牧野寛太らが主軸となる来年の成長も楽しみだ。 

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初芝橋本(和歌山)

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