第53回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会に挑む日本高校サッカー選抜。2年ぶり2度目の優勝に向け選ばれし18人の精鋭が日の丸を胸にドイツへと渡る。

 初優勝を飾った2年前、その年の選手権で京都橘を準優勝に導いたFW仙頭啓矢(京都橘→東洋大)、FW小屋松知哉(京都橘→名古屋グランパスエイト)の2人を筆頭に、DF室屋成(青森山田→明治大)、MF岩瀬剛(市立船橋→京都サンガF.C.)、MF平岡翼(作陽→FC東京)らを擁し、堅守と接戦をモノにする勝負強さが光った。予選4試合で喫した失点は僅かに1。レアル・マドリッド(スペイン)やボルシアMG(ドイツ)といった強豪にも屈することなく2勝2敗で予選突破を決めるとP.S.Vアイントホーヘン(オランダ)との準決勝も1対0で勝利し16年ぶりの決勝進出を果たす。そして、予選の再戦となったボルシアMGとの決勝でも2対1で競り勝ち大会初制覇を成し遂げた。加えて、大会ベストGKに置田竣也(星稜→中央大)、ベストDFに米原祐(作陽→関西学院大学)が選出されている。

【次のページ】 世界ではどんな戦いをみせるのか