写真:杉田裕一

 2014年、W杯開幕!そして、15日10時に日本は初戦を迎えます。高校サッカードットコムでは、未来のサッカー日本代表選手たちに向け、サッカー日本代表DF長友佑都選手(セリエA・インテルナツィオナーレ・ミラノ)にメッセージを頂きました!誰よりも練習したという高校時代。しかし、そこで味わった挫折とは?
 失意を味わった長友選手が辿り着き、そして今の長友選手を作り上げた「答え」を、皆さんにアドバイス!

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 高校時代、誰よりも練習をした自負があります。
 僕が所属していたのは高校サッカーの名門、東福岡。愛媛で育った僕でしたが、よりレベルの高いところでプレーしたいという強い思いから強豪高校の門をたたきました。そして、女手ひとつで育ててもらった母親に無理を言って愛媛を出て来たこともあり、それに報おうという強い信念を持って、絶対にサッカーがうまくなってやる、プロになってやると練習に励んだのでした。

 寮に住んでいた僕は、サッカー部の練習はもちろん、自主練習にも力を入れました。朝5時に起きてはひとりでランニングやウエイトトレーニングに取り組み、また全体練習後も22時くらいまでトレーニングをしたものです。まさにサッカー漬けの日々。その結果作り上げられた体には絶対の自信を持っていました。それは、170センチというサッカー選手としては決して大きくない体ながらもチームナンバーワンのウエイトを、トレーニングで上げることができたことからも分かります。自分で言うのもなんですが、見た目も誰もがうらやむようなものだったと思います(笑)。

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