
早大学院 vs都立東大和南
ただし、高田監督は課題も口にした。ピッチの中でのコミュニケーションがまだ足りず、選手自身が状況を見て判断し、試合中に修正する力を高めたいという。副キャプテンのMF7守屋幸祐も「うまくいっていないときにチームの声が出なくなることがある。球際の細かなところで気が緩み、やられることも多い」と話し、次戦に向けて気を引き締めた。
後半途中から投入され勝負を決めた1年生の川井は、高田監督からは「とにかくシュートを打って、決めてこい」と送り出されたという。本人は「こぼれ球が流れてくればいいなと思っていたら、流れてきたので、そのまま打った」と得点場面を振り返る。ゴールを決めた瞬間は「めちゃくちゃ気持ちよかった」と笑顔を見せた。先輩たちが守り抜き、何度もゴールに迫った80分。その積み重ねを、最後に1年生が得点という形で実らせた。
早大学院は、リーグ戦で思うような結果を残せず、夏からチームを作り直して選手権に臨んできた。副キャプテンの守屋は、けがで離脱している主将に代わってゲームキャプテンを務める。「3年生が声を出して2年生を引っ張り、チームを一つにして戦っていきたい」と話す。
次戦の相手は、早大学院が令和8年度関東高等学校サッカー記念大会東京予選2回戦で勝利した東京成徳大高だ。守屋は「来週も勝って、次につなげたい」と意気込む。80分間、ゴールをこじ開けられなくても攻め続け、最後に決めきった早大学院。1年生の一撃でつかんだ勝利を、さらなる勝ち上がりにつなげたい。
(文・写真=西山和広)
▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選
第105回全国高校サッカー選手権東京予選

