勢いに乗る日大藤沢は63分、富田のクロスから國近がシュートを放つ。相洋の体を張ったブロックに阻まれたが、その後も攻勢を続け、逆転を狙った。相洋も64分にはカウンターから途中出場のFW11稲垣ルアが右サイドを仕掛け、簡単には主導権を渡さない。均衡を破ったのは71分だった。日大藤沢は中村のFKに橋本がドンピシャのヘディングで合わせ、ついに逆転。だが、相洋もここで終わらなかった。79分、稲垣がゴールを決めて2-2。両チームの譲らない戦いは、80分を終えても決着がつかなかった。
延長に入っても日大藤沢は攻め続けた。延長前半には國近や長谷川がゴールに迫ったが、相洋GK内藤が立ちはだかる。相洋も88分、MF7江藤幹のFKでゴールを狙ったが、日大藤沢GK齋藤がキャッチ。延長後半も日大藤沢がCKから橋本のヘディングでゴールを脅かすなど、最後まで相洋の守備を揺さぶった。そして100+1分、CKのセカンドボールを右サイドからクロスが入り、ゴール前のこぼれ球を橋本が押し込んで勝ち越しに成功した。2ゴール1アシストと全ての得点に絡んだ橋本の活躍で、日大藤沢が苦しい試合に決着をつけた。
「選手権の難しさ」を改めて感じる試合だったと振り返ったのは、日大藤沢の佐藤輝勝監督だ。相洋が守備を徹底し、ゴール前で粘り強く対応したことで、日大藤沢は思うように得点を重ねられなかった。それでも佐藤監督は、難しい状況でも自分たちらしくボールを動かし、相手を見ながら崩そうとした選手たちを評価。ピッチの状態も考慮しながら、後半は背後を狙う攻撃も織り交ぜて試合を動かしたと振り返った。
▽第105回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第105回全国高校サッカー選手権神奈川予選

