後半に入っても桐光学園は攻撃の手を緩めない。41分、43分、46分、47分とセットプレーでゴール前へ迫る。平塚学園も46分にこぼれ球から柴崎と途中出場のFW24岩間悠希の連携で右サイド奥までボールを運ぶが、桐光学園の戻りが速くフィニッシュには至らない。すると51分、桐光学園は左からのクロスを逆サイドで張るMF8徳住陽向がヘディングで流し込み3点目。56分には萩原が左から仕掛け、一度はブロックされたこぼれ球を回収、ゴール前に浮かせたボールを西城がダイレクトで合わせ4-0。60分には平塚学園が柴崎→MF30松井大樹の流れからシュートを放つがGK正面。63分、桐光学園は徳住の折り返しを山田が決めて5点目。68分には平塚学園がFKから混戦を作るが桐光学園DFが落ち着いてクリア。終了間際の80+1分、前がかりになった平塚学園の裏へFW19丸茂真翔が抜け出し、GKをかわして6点目を決めた。

桐光学園 vs平塚学園
試合後、鈴木勝大監督は「早い時間帯の先制点が緊張をほぐしてくれた。ハイプレスはこの世代で歴史を変えるための武器」と語った。アップから硬さが見えたというが、「チャレンジャーとして神奈川の代表権を奪還する。その鼻息の荒さとプレッシャーの両方があった」と初戦特有の難しさを明かした。平塚学園の高いボールへの対応についても「(エヒギェ)翔音(オサギオドゥワ)と(笠羽)健太が全勝に近いぐらいエアバトルに勝ってくれた」と語り、ハイプレスを支える最終ラインの安定を強調した。
4点目を決めたキャプテンの西城は「初戦は難しくなると思ったが、ゼロで抑えて複数得点で勝てたのは良かった」と振り返る。自身は1点にとどまり「フォワードとしてもっと決めないといけない。今大会は毎試合2点以上が目標」と語った。高円宮杯U-18サッカープリンスリーグ関東2部では2連敗があったものの、直前のプリンスリーグ、町田ゼルビアユース戦(2-0で勝利)に続いて「公式戦2試合連続ゼロ。複数得点。掲げている目標につながっている」と手応えを示した。また次戦へ向けては「目の前の試合に集中して勝ち続ける」と話した。
2点目と4点目に絡んだ萩原(FC今治内定)は「6-0は良かったが、もっと強いシュートや一発で抜く力が必要」と課題を口にした。ルヴァンカップに出場しプロの強度を体感した上で「高校年代で自分の特徴を常に出せるように」と全国トップのサイドバックを目指す姿勢を示した。
先制点を含む2得点の山田は「緊張はあったが落ち着いて入れた。カットインからのシュートは狙い通り」と語った。夏まで怪我で苦しんだが「冬に向けて準備してきたことが出てきている」と成長を実感していた。
(文・写真=西山和広)
▽第105回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第105回全国高校サッカー選手権神奈川予選

