大津 vs 熊本商

 すると7分、右へ流れた薮田尚大がドリブルで運んでゴール前に折り返したところを、「前を追い越して、逆サイドから入っていくことを意識した」というボランチ起用の山本翼がきっちり決めて先制した。

 ビハインドを負った熊本商も、「大津相手に守備に回る状況になることはあるが、夏以降、奪ってからのより良い攻撃につなげることを構築してきた」と時田剛二監督が話す通り、球際へのタイトな寄せから奪っては、前線の西瑛汰朗を起点にして前向きを作り、大きな展開も交えて20分前後からペースをつかむ。

 しかし、大津も山本と芋生陵の両ボランチによるプレスバックでCB陣と挟み込んで決定的なシーンは作らせない。それでも、なかなか追加点が奪えない状況が続いたが、39分に相手のミスを突いた格好から澤山恵弥がGK宮崎信成もかわして2点目を奪うと、アディショナルタイムには左からの渡部のマイナスのクロスを松岡凛が流し込み、3-0で折り返した。

【次のページ】 決勝 大津 vs 熊本商(3)

▽第105回全国高校サッカー選手権熊本予選
第105回全国高校サッカー選手権熊本予選