浦和南vs ツエーゲン金沢U-18

 

 2月の新人大会でベスト4入りした浦和南は、エースFW掛谷羽空やMF小原一心、CB西村宗貴(以上3年)といった主力の大半が先発メンバーに名を連ねた。前半は浦和南がやや優勢に試合を進めたものの、両チームとも決定的な得点チャンスはほとんどなかった。浦和南は15分、左SB美島薫(3年)がゴール正面22メートル付近から放ったシュートが、唯一惜しい一撃だった。前日の豪雨と強風による悪天候から打って変わり、グラウンド状態が良かっただけに互いに技術の高さを発揮できた試合となり、ボールサイドの激しい攻防も見応えがあった。

 先手を取ったのは浦和南。後半2分、右SB小林大悟(3年)が左CKのボールをファーポストへ送ると、西村が打点の高いヘディングシュートをたたき込んだ。同点にされた1分後には美島の左クロスを掛谷がうまく合わせたが、わずかに右に外れて勝ち越し点とはならなかった。

 1点を追うツエーゲン金沢は17分、MF大野翔太郎(3年)の右クロスからCB米田樹(2年)が同点ヘッドを決めて振り出しに戻した。終了間際の24分には大野が強烈なミドルシュートを放ったが、相手GK宮川真一(2年)のビッグセーブに阻まれ、惜しくも加点できなかった。3試合を終えてツエーゲン金沢が2勝1分、浦和南が3分となった。

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▽第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
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