熊本商 vs 城北

 城北は、自分たちでボールを保持して前進する形には持ち込めず、カウンターの場面でもフィニッシュへ結ぶ形こそ作れていなかったものの、3−4−3の布陣をベースに自陣では左右ワイドが下がった5枚のラインで間を閉めて熊本商の侵入を許さず、0−0のまま前半を終えた。

 後半も立ち上がりから10分ごろまでは中盤での潰し合いが続いていたが、「タッチ数を少なくしてテンポを上げるように修正した」(村上裕亮監督)城北も徐々に相手陣内へ運ぶ場面を作り、ゴール前では細かいコンビネーションで熊本商ゴールに迫る。熊本商も奪ってからは縦に早い攻撃を見せ、終盤からアディショナルタイムにかけてチャンスを量産。しかし立て続けに得たフリーキックやコーナーキックも得点に結べず、勝負は延長戦へ。

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▽令和5年度熊本新人戦(新人選手権大会)
令和5年度熊本新人戦(新人選手権大会)