明桜 vs 堀越(写真=田原豊)

 一方の明桜も機を見て反転攻勢に出る。56分、ハーフウェーライン付近でボールを奪い、ショートカウンターを発動。スピーディに敵陣深いエリアまで侵入し、右サイドのDF目黒琥珀(3年)からのグラウンダークロスを合わせたFW10臼田成那(3年)がゴールに迫った。

 終盤は1点ビハインドの明桜がロングスローを駆使して攻勢を強めるも、対する堀越は堅守で落ち着いて対応。しかも72分には素早い攻撃からMF仲谷がドリブルで持ち上がり、相手を引きつけてから途中出場のFW18小泉翔汰(2年)へラストパス。小泉は決めきれなかったものの、見事な速攻ではあった。

 追加点を奪えなかったが、秀逸なゲーム運びで完封勝利を収めた堀越。1-0で明桜を下し、準々決勝へ進出した。

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権