神村学園 vs 松本国際

 試合は序盤から動いた。8分、神村学園。MF20新垣陽成(2年)から長い縦パスに右サイドのスペースに走りこんだFW13西丸のクロスにゴール中央MF14名和田我空(2年)が右足で合わせ、早くも先制。さらに24分、神村学園。中央からDF7有馬康汰(3年)、FW13西丸と渡り右サイドMF11大成健人(2年)がゴール前にクロス。相手の不十分なクリアを見逃さず、最後はDF7有馬が押し込み、追加点を挙げ、試合の主導権を握る。

 3点目を狙う神村学園は前半同様、攻勢を強める。しかし松本国際GK高尾一輝(3年)を中心に粘りの守備を見せた。そんな中、30分、松本国際は右サイドの浮き球のパスに反応したFW9元木夏樹(3年)が最終ラインを突破し、GKと1対1になり、チップキックを繰り出したが、これが枠外。最大の決定機を外してしまった。

 ただ、これが一つのキッカケとなった。ハードワークを信条とする松本国際が残り時間で猛攻を仕掛け、相手陣内に攻め込むもあと一歩及ばず。終盤の猛攻をしのいだ神村学園が松本国際を2‐0で下し、3回戦進出を決めた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権