決勝点を決めた浜名FW10加藤千寛(3年)

 最初にチャンスを作ったのは藤枝明誠。前半8分、FW11遠野翔一(3年)が左サイドで競り勝ちクロスを入れると、これに飛び込んだMF24越前吏功(3年)が頭で合わせるもクロスバーに弾かれ決め切れない。藤枝明誠はワントップに入った遠野が惜しいミドルシュートを放つなど押し気味に試合を進め、39分には左からのクロスに越前が頭で合わせネットろ揺らしたが、競り合いでファウルがあったとの判定でノーゴールに。

 一方の浜名も同32分にビッグチャンス。右サイドでボールを引き出したFW10加藤千寛(3年)がDFをかわしてボックスに侵入すると、カットインから左足で狙う。しかしこれは相手GKにセーブされてしまう。このままスコアレスで後半へ。

 後半4分に決定機を相手GKのセーブに阻まれた浜名だったが同26分、スルーパスに抜け出した加藤がPKを獲得すると、これを自ら沈めて先制に成功。

 その後の藤枝明誠の反撃をかわし、キャプテンの挙げた虎の子の一点を守り切った浜名が1-0で勝利し、2年連続の4強入りを果たした。

 準決勝に進出した浜名は5日にエコパスタジアムで藤枝東と対戦する。

▽第102回全国高校サッカー選手権静岡予選
第102回全国高校サッカー選手権静岡予選