松山は前半15分、MF松田周也(2年)のパスを受けたFW長嶋勇志(3年)のゴールで先制。その後は相手の厳しいチェックと速攻に手を焼き、ビッグチャンスを築けなかった。前半は38分にMF利根田泰樹(3年)の左クロスを林が右足ボレーで合わせてGKの正面を突くシュートを放ったくらいだ。前半は1-0で折り返した。

 北本は左サイドに好人材を配置した。2列目のMF野呂湊斗は、キープ力と突破力に優れた才気煥発な1年生。SB八木橋拓音(3年)が、前半34分にMF茂木悠也(2年)のチェンジサイドのパスから左足で放ったミドルシュートは、パンチ力満点の球筋だった。枠には飛ばなかったが、23メートル付近から直接狙った後半29分のFKも左利き特有のリズムを感じさせた。

 前半の終盤から勢いの出てきた北本は後半5分、CB高木駿斗(3年)が蹴った右CKから茂木が鮮やかなヘディングシュートを突き刺して追い付いた。

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▽第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第102回全国高校サッカー選手権埼玉予選