上溝南 vs 横浜平沼(写真=多田哲平)

 前半をスコアレスで終了して迎えた後半は、中盤でのボールの奪い合いが続く。互いにボールを蹴り合い、膠着した試合展開に。

 結局どちらも決定打を生めないまま前後半の70分が終了し、延長戦へ突入。

 均衡が崩れたのは延長後半4分だった。スコアを動かしたのは上溝南だ。左サイドからのクロスに飛び込んだMF7田中郁万(3年)がダイレクトで右足を合わせ、ゴールネットを揺らした。

 そして、そのまま上溝南が1-0で勝利。22日の3回戦へと駒を進めた。

 一方で横浜平沼も劣らない粘り強さを披露。「楽しんでいこう!」と気合を入れ直して迎えた後半のクーリングブレイク明けには、立て続けにチャンスを構築。MF8豊島空翼(3年)はミドルシュートで相手ゴールを脅かし、FW笹谷やMF11西川友翔(3年)も果敢にゴールを狙った。DF4竹生田祐利(3年)は右サイドで献身的に働いた。

(文・写真=多田哲平)

▽第102回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第102回全国高校サッカー選手権神奈川予選