貴重な先制点を奪った東海大浦安のFW山本陽己(写真=志水麗鑑)

 東海大浦安は1-0のリードで迎えた後半、よりいっそう丁寧にパスをつないでポゼッション率を高める。すると47分には右サイドからのロングスローを一度は弾かれるも、クリアボールを拾ったMF桑畑が強烈なシュートを打ち込む。豪快弾で追加点をマークした。

 さらに東海大浦安が畳みかける。62分に自陣でのピンチを防ぐと、一気にロングカウンターを繰り出す。スペースに抜け出したMF松本が相手GKとの1対1を制し、ダメ押しの3ゴール目を決めた。

 71分にも東海大浦安は、右サイドの深いエリアを打開したMF15島村桂吾(3年)がゴール前にグラウンダーのボールを供給。中で正確に合わせたMF14杉浦介星(3年)がネットを揺らした。

 序盤こそ千葉東の堅守に苦戦したが、終わってみれば東海大浦安が4-0で快勝。チームを率いる吉岡宏樹監督は「ビルドアップからの崩しで精度が上がらなかったなか、前半にセットプレーで先制点を取れたのが大きかった」と試合を振り返り、「今日の試合で見えた課題を練習で取り組んで次の試合に良い状態で臨みたい」と2回戦に向けて意気込んだ。

(文・写真=志水麗鑑)

▽第102回全国高校サッカー選手権千葉予選
第102回全国高校サッカー選手権千葉予選