一方、T1リーグ(東京都1部)所属の成立学園は1次トーナメントブロック決勝で多摩大目黒を1-0で下して2次トーナメントに進出すると、1回戦で日大三を2-1で、続く2回戦で都立東久留米総合をPK戦の末に破り、準々決勝では昨年全国準優勝の帝京を2-0を撃破。そして準決勝では実践学園を1-0で破り、8大会ぶり4回目のインターハイへの切符を手にしていた。

 スタメンの変更は、成立学園が前日の準決勝から2人のみだったのに対し、國學院久我山は7人を入れ替えてこの決勝に臨んだ。前日にPK戦まで長丁場を戦っていたこともあるが、「誰が出ても力はそう変わらない」という李済華監督の自信の表われでもあった。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選