北越 vs 上越

 勢いづいた上越は止まらない。攻撃だけでなく守備強度も高めて北越を追い込む。1対1の局面では飛びつかずに半身の状態で両足を地面につけて対応。数的不利の状況ではグループでボールホルダーを囲み、自由を奪う。最終局面では高1の冬にJ1クラブへ練習参加した伊海が安定したキャッチで、ゴールを死守した。

 いい守備でリズムを作った上越は同29分。右サイドからのFKを後半途中出場の松澤が逆サイドで合わせて3点目。同アディショナルタイムには伊海のフィードを起点に望月が左サイドから弾丸シュートを決め、ダメ押した。

 監督就任8年目を迎えた元Jリーガーの藤川祐司監督は「格上の北越さんに対し、準備して来たことが発揮できた。いい戦いが出来ました」と70分間、攻守でアグレッシブな姿勢を貫いた選手たちを賞賛した。目指すスタイルはポゼッションと堅守速攻のハイブリッド型。この日も細かくパスのサイズを替えながら攻撃を組み立てたり、自陣からのロングカンターを発動させたりと多彩に仕掛けた。「サッカーの面白さは規律やチームワークが個を勝ることが出来ること。攻守の約束事はかなり細かくやっています」。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選