東福岡 vs 長崎総科大附

 0-0で迎えた後半、東福岡は流れを掴む。テンポの良いパス回しからサイドにボールを繋ぐと、左サイドハーフの吉岡拓海(2年)などが局面を打開。深い位置まで抉り、ゴール前に決定的なクロスが入るシーンが増えていく。

 前半20分に左サイドからカットインした榊原が右足でミドルシュートを見舞うと、直後の21分には左SB秋一星(2年)の左CKから最後はMF落合琉鴻(2年)がヘディングであわやゴールという一撃を放つ。いずれもゴールに結びつかなかったものの、徐々に得点の匂いが出てくると、その後も攻撃の手を緩めない。

 しかし、肝心のゴールが生まれず、時間だけが経過していく。長崎総科大附のCB福島文輝(2年)を軸とする相手の牙城を崩せず、このまま試合終了。初戦は勝点1を得るに留まり、大会初勝利は2戦目に持ち越しとなった。

(文=松尾祐希)

▽令和4年度第44回九州高校U-17サッカー大会
令和4年度第44回九州高校U-17サッカー大会