後半、先に仕掛けたのは駿台学園。10分、植山の左サイドからのクロスを中で合わせたのは11番のヘディング。しかし決定的のチャンスもものにできず。さらに14分、再三ドリブルからチャンスを作った植山の左からのクロス。なんとこれがそのままゴールネットを揺らし駿台学園が思わぬ形で先制。

 後手に回ったもののなんとか追いつき、逆転したい大成高校も得意の細かいパスで応戦するが駿台学園のディフェンスラインをなかなか突破できない。そのままどちらも主導権を奪い合う攻防が続く。

 後半も30分以降、大成高校も点を取りに前に人数をかけて攻撃。ゴールに迫るが、守る駿台学園に跳ね返されてなかなかチャンスを作り出すことが出来ない。
 一方の駿台学園も、前がかりになった大成DFの裏のスペースをうまく使い何度か決定的なチャンスを作るがゴールには結びつけられず。
 結局そのまま試合終了。昇格に向け負けられない1戦は駿台学園がものにする結果となった。

【取材・文=佐々木竜太】