那覇西 vs 名護((写真=仲本兼進)

 追いつかれた那覇西はサイド攻撃を繰り出してゴール前へと迫り、それに対して名護はボールの出どころを潰して前がかりの相手の裏を突く意識を覗かせた。一進一退の攻防が繰り広げられる中、試合は後半。那覇西が再びセットプレーで試合を動かす。

 47分、MF山川輝が鋭いミドルシュートを放って右CKを手にすると、その山川が左足でニアに蹴ったボールをFW新城旭が頭で地面に叩きつけ、ワンバンドしたボールはゴールへと吸い込まれていった。

 点差を広げようとさらに圧力をかける那覇西。しかし名護の粘り強い守備に遭い追加点は奪えず。一方名護もロングボールで一気に敵陣へと進入しゴールを奪いにかかるがゴールは生まれず、アディショナルタイム5分が過ぎたところでタイムアップ。セットプレー2発で試合をモノにした那覇西が2020年以来となるインターハイ優勝を決め、7月開催の「躍動の青い力 四国総体」の出場権を獲得した。

(文・写真=仲本兼進)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)沖縄予選
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