FC東京で3月に公式戦初出場を飾った昌平10番MF荒井悠汰

　後半18分に再び試合が動く。昌平は10番MF荒井の蹴ったCKをU-17日本代表5番DF石川穂高が合わせ、待望の追加点をゲット。「先制してから、点が入らない時間があったけど、みんなで焦らず試合を進めよう」と話をしたというMF荒井。追加点後は昌平ペースに。後半28分には、CKから5番DF石川がこの日2点目となるゴールを決めて、3-0。さらに、アディショナルタイムには、途中出場の18番FW上野旭陽がゴールをネットを揺らし4-0で勝利を収めた。

　初戦を突破した昌平の藤島監督は、「トーナメント1発勝負で、難しい状況もある中で、自分たちの良い部分も出せたので、良かったかなと思います」と試合を振り返った。そしてこの日CKから2ゴールを決めた、5番DF石川は「引いてくる相手に対して、前線の選手が苦労する中で、自分がセットプレーでゴールを決めて良い流れを作れたので、良かったです」と胸を張った。

　3回戦を突破した昌平は準々決勝で浦和南に勝利した狭山ヶ丘と対戦する。

　　　　　　　　　　　　　　

(文・写真＝古部亮)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ（総体）埼玉予選
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