明秀日立vs東洋大牛久

 後半に入り追いつきたい東洋大牛久が反撃。明秀日立のプレッシングを技術と判断で外していき東洋大牛久は後半27分、右サイドのスローインから11番FW岡田尭久、2番MF染谷翔太と繋ぎ、クロスを中央で待っていた9番成島拓己がヘディングで決めて1点差に。「理想の展開だった」と東洋大牛久の丸山監督。明秀日立は苦しい展開になったが失点後はGK山谷将斗を中心に体を張って守る。流れを変えたい明秀日立は連続して選手を交代する。その采配が的中し、後半35分に明秀日立は途中交代の14番吉田裕哉、16番MF長瀬瑠伊と繋ぎ最後も途中交代の24番FW根岸隼がヘディングで決めて突き放す。終了間際には16番MF長瀬瑠伊が中央25m手前くらいから左足で強烈なシュートを突き刺し、東洋大牛久は万事休す。試合は4-1で明秀日立が勝利し全国に王手をかけた。

 明秀日立の村田楓太主将は試合後「決めるところを決められなくて、1失点につながって、自分たちの流れでやれるようにならないといけない」と反省の弁。鹿島学園との対決については「昨年はインハイ、選手権と決勝で負けて今年は絶対に負けたくないです。自分がゴールを決める。良い影響を与えられるようにしたい」と強い決意を語った。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)茨城予選
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