昌平イレブン(写真=河野正)

 後半は暑さの影響もあってやや運動量が落ちたことで、こう着状態が長く続いた。帝京は8分にMF押川優希の中距離弾がバーに弾かれ、37分のMF藤﨑巧士のミドルもわずかに右にそれるなど、1点が遠かったが、昌平は少ないチャンスを確実に決めて駄目押しとなる3点目をものにする。44分に荒井が自身2点目を左足でゴール左隅に蹴り込んだ。

 この直後、荒井に代えてLAVIDAの中学3年生MF山口豪太を送り込んで経験を積ませた。

 藤島崇之監督は「FC東京の練習に2カ月半参加していたので、荒井は練習も含めて今日が初めての実戦でした。FC東京で学んだことをチームに還元してくれた」と2得点の活躍を喜んだ。

 当人は長期離脱もあり、「コンビネーションの面で少し不安もありましたが、久しぶりにしてはまずまずだったと思います。これからもっともっと合わせていきたい」と話し、「今年はチームを助けられる存在になりたい」と抱負を口にした。

 昌平は昨季、インターハイ予選は準決勝で正智深谷に敗れ、全国高校選手権埼玉大会も3回戦で武蔵越生に惜敗し、全国大会に出場できず、プリンスリーグ関東も終盤の失速でプレミアリーグ昇格を逃した。

 正智深谷にも武蔵越生にも0-1で敗れたとあり、藤島監督は「複数ゴールを取ることが目標。個だけではなくグループ戦術も重要だ」と今季の課題を掲げた。

 帝京は昨季のプリンスリーグ関東9位。両校は今年1月に行われたNEW BALANCE CUPで優勝を分け合っている。       

(文・写真=河野正)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2022 関東1部