驚異の粘りで同点に追い付いた近大附

 「落ち込んで帰ってきたので、『下を向いたらあかん!1-2にすればゲームは変わるから!』と伝えました」(山田稔監督)

 0-2で前半を終えた近大附は、後半の頭からエースの18番FW太田悠太を投入。さらに53分には「本当は次の試合まで隠しておきたかった」(山田監督)という2年生の28番DF前田義春を投入。

 ロングスローの使い手でファーサイドまでライナー性のボールを入れられる前田と競り合いに強い太田の強力セットでパワープレーに出る。

 この強攻策が功を奏し、54分に前田と同時に投入された13番FW杉本佑多がゴールを決めて1点差に詰め寄ると、アディショナル4分には前田のロングスローからゴール前でスクランブルを作り、最後は20番MF高下麻実が頭で押し込み起死回生の同点ゴール。 

 土壇場で2-2の振り出しに戻った試合は直後に後半が終了し延長戦へ。延長戦でも前田のロングスローの脅威をなんとか大阪桐蔭が凌ぎ、無得点のままPK戦に突入する。

 PK戦では先攻の大阪桐蔭が3本目を失敗したのに対し、後攻の近大附は5人全員が成功。絶体絶命のピンチから這い上がった近大附がPK戦を5-4で制し大阪桐蔭に勝利した。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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