延長戦に挑むヌヴェールイレブン

 前線からプレスを仕掛ける大阪産大附に対し、ヌヴェールはここまでの試合とは違ってゴールキックから繋がず、守備も前線からは追わずにコンパクトな陣形でブロックの網を張った。サイド攻撃を中心に押し込む大阪産大附に対し、ヌヴェールは5番DF出原響と21番GK加藤里玖都を中心に粘り強い守備をみせる。

 大阪産大附が決定機を作れないままスコアレスで後半を迎えると、46分には左からのクロスに13番FW金谷黎騎がヘディングシュート。さらに49分にもGKからのロングボールからDFの裏に抜け出した金谷がシュート。しかしGK加藤にここもセーブされゴールを割ることが出来ない。

 同点のまま終盤を迎えるとヌヴェールもチャンスを作る。61分には分厚い攻撃で相手を押し込み、最後は13番MF澤谷玲音が中央左からドリブルで仕掛けて右足で巻いてフィニッシュ。しかしこれは僅かにゴール右に外れてしまう。

 両チームにゴールが生まれないまま試合は延長戦に突入。疲労が見え始めたヌヴェールに対し、大阪産大附が襲い掛かる。

【次のページ】 中央トーナメント2回戦 大阪産大附 vs 香里ヌヴェール学院(3)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選