昨年の代は3年生が多く主力を務めていたこともあり、今年のチームは経験値がまだ少ない。
「局面局面でのプレーはそれぞれトレーニングもしているので出来るんですけど、じゃあ80分の試合を通してスコアのやりとりをどうするとか、この時間帯ってこういう流れだよねとか、ある程度守備的にやった方がいいよねとか、ちょっと攻撃的に行った方がいいなとか、このエリアを使った方がいいなとか、というところの感覚がまだないのでそこを養って欲しい」(田渕監督)。
熊谷 vs 深谷第一(写真=石黒登)
この試合では田渕監督がベンチからコーチングを加え、それに対し選手たちは公式戦の舞台でひとつひとつを理解しながら、1試合を通して、しっかりとゲームをコントロールしていた。
今年のチームは「元気の良さ」「明るさ」が自慢。キャプテン兼部長の金井は「試合中も声の量は増やすようにはしていますし、単純に個が強いというわけでもないチームなんですけど、組織のところでほかのチームを上回れるようなチームにしていきたいし、そうありたい」と話す。
経験値の不足は「チーム力」でカバー。その上で勝ち進みながら必要な経験を積み重ねていく。
昨年は選手権予選で悔しい1次予選敗退。昨年からの数少ないレギュラーメンバーである米光は「先輩たちを超えて、しっかりまた強いクマタカを見せていけたら」と言葉に力を込めた。
記事提供:埼玉サッカー通信・石黒登▽令和3年度埼玉新人戦(新人選手権大会)北部支部
令和3年度埼玉新人戦(新人選手権大会)北部支部