昌平 vs 武南

    

 後半の早い時間帯に追いつきたい武南がハイペースで昌平に襲い掛かる。後半最初のチャンスは武南。後半2分、7番植田彪真が右サイドでドリブルからファールを誘うと17番大谷倖輝のフリーキックは昌平GK西村遥己がキャッチ。更に後半5分、武南17番大谷倖輝が左サイド高い位置までドリブルで運び押し上げる。そこから中央で受けた5番中村優斗がドリブルですり抜けていくと最終的にはゴールにはならずも昌平ゴールに近付く。後半7分にも武南は、7番植田彪真が14番水野将人とのコンビネーションで左サイドを抜けクロス、10番吉澤和が中央で合わせようとするも昌平GK西村遥己に阻まれる。武南が決め切れずにいるとここで昌平に追加点が生まれる。
 後半10分、昌平は2番小澤亮太の左サイドからのクロスに11番小見洋太がファーサイドで滑りながら足で合わせる。DFが一度は跳ね返すも14番平原隆暉がヘディングで押し込みリードを2点に広げる。
 後半12分、武南は14番水野将人が左サイドを抜け出し攻撃を繋ぐと7番植田彪真が左サイドで攻撃に絡む。1人かわしチャンスを迎えるも昌平GK西村遥己が飛び出しセーブ。
 昌平リードで試合は進むなか、武南も粘り強い守備とドリブルで何とか突破口を探すも見い出せない。すると後半26分、昌平は10番須藤直輝が左サイドで一瞬時間を作ると2番小澤亮太が絶妙なタイミングで周りボールを受けドリブルで仕掛けると堪らず武南ディフェンスがペナルティエリア内でファール。PKを得ると11番小見洋太がしっかりと決め3-0、食らい付く武南を突き放す。
 後半37分、一矢を報いたい武南は9番井上修吾がディフェンスラインの一瞬の隙を突き裏に抜け出し1対1のチャンス、これを冷静に流し込み1点を返しスコアは1-3。後半終了間際も武南21番小日向篤が競合いからボールを9番井上修吾に繋ぐと右サイドで切り返し、左足で巻いたシュートは絶妙なコースに行くもGK西村遥己が見事はセーブを見せる。
 試合はこのまま終了。後半に意地を見せた武南だったが、昌平の前にベスト8で敗戦。

 勝利した昌平は準々決勝を突破、正智深谷と準決勝で激突する。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権埼玉予選
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