浦和南vs 狭山ヶ丘

 1−0で迎えた後半も狭山ヶ丘にペースを握られる。「前半からすごい勢いで動いていた」と指揮官が語ったように運動量の低下で、次第にボールへのアプローチが鈍くなってしまう。前半からトップギアで戦った影響が徐々に出て、後半20分には戸部が足を攣るアクシンデントに見舞われて途中交代を余儀なくされた。

 残り20分を切ると、さらに苦しくなる。21分にゴール前で坂本翔和(3年)にシュートを放たれた場面は2年生守護神・伊藤創哉の好セーブで事なきを得たが、以降も危険な場面を何度か作られた。それでも、最後まで集中力は途切らさず、7分のアディショナルタイムも耐え切る。虎の子の1点を守り切った浦和南が2回戦突破を決めた。3回戦の相手は昨季の同大会2回戦で逆転負けを喫した昌平。伝統校がリベンジを果たせるか注目だ。

▽第99回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第99回全国高校サッカー選手権埼玉予選