足立学園 vs 駒澤大高

 立ち上がりから両者激しくぶつかり合い、球際で一歩も引かない。駒澤大高はロングスローを駆使し素早く相手陣内へ侵入、バイタルエリアでは選手間の距離を縮めてショートパス・ドリブルとテンポを上げて足立学園ゴールを目指す。対する足立学園は奪ったボールを押し返すのが精一杯、FW9中川勝仁とFW6長谷川聖が身体を張って起点になるもなかなか繋がらず。耐える足立学園だったが、ここで駒澤大高が試合を動かす。
 前半30分、駒澤大高は左からMF9櫻井智也のクロスを中央でMF7田口聖也が落とすとMF6川野航平が右足で突き刺し先制する。
 ここで足立学園は交代ガードを切り前線に選手を投入。守備に回る機会が多く選手の消耗が激しいが、何とか攻撃に転じたい。その後も攻め続ける駒澤大高だったが追加点は奪えず1-0駒澤大高リードで前半は終了する。

 後半も攻め込む駒澤大高。後半11分には右コーナーからMF6川野航平のヘッドはクロスバー直撃。同17分にはFW22青木優音が中央で受けターンしシュートも右ポスト直撃など、惜しいシーンを作るも得点には至らない。一方、足立学園は引水タイムで大勢が足を伸ばすなど苦しい展開が続くが何とか食らいつく。しかし、ここで駒澤大高が追加点。
 同27分、駒澤大高は中央やや右で受けたFW22青木優音が右足を振り抜くとボールは正面上に突き刺さり、足立学園を突き放す。
 終盤、駒澤大高ゴール前へ何度か侵入した足立学園だが決定機には至らずこのまま試合は終了。

 勝利した駒澤大学高等学校はAブロック1回戦を突破し、次戦で早稲田実業と戦う。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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