立ち上がりから都立芦花がボールを握り試合を優位に進める。中盤でMF13上野璃仁がボールを落ち着かせ攻撃のリズムを作る。
 都立千歳丘は長身のFW23高倉駿にボールを収めたい所だが、攻撃陣の距離が遠くそれぞれが孤立するシーンが目立つ。それでもセットプレーからチャンスを作るなど、シュート数ではほぼ互角の展開が続く。
 前半のビッグチャンスは30分都立千歳丘、正面やや左ゴールまで約30mの距離の直接フリーキックをDF10タンヤクン伶穏が蹴るもボールは右ポストをかすめてノーゴール。
 都立芦花も同ロスタイム、MF9阿部良太郎が長い距離のドリブルからシュートへ持ち込むもボールはゴール上へ逸れる。
試合はこのままスコアレスで後半戦へ突入する。

 後半も攻撃の手を緩めない都立芦花が試合を動かす。
 後半10分、都立芦花は左コーナーキックから一度は弾かれるも最後はDF2浅井美稀也が体を投げ出して押し込み、欲しかった先制点を奪う。
 クーリングブレイク明け、都立千歳丘が反撃。
 同20分、都立千歳丘は左クロスにFW9遠藤龍我がダイレクトボレーで合わせるとボールは左サイドネットに転がりゴールインし、同点に追いつく。
 一進一退の攻防が続くが、互いにゴールを奪うには至らず試合はPK戦に突入。

 都立芦花3人目のシュートを途中出場の都立千歳丘GK13齊藤鼓大朗が右へ飛びストップ。都立千歳丘は全員が決めて1-1(PK5-3)で勝利し、2回戦進出を決めた。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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