立ち上がり、互いにボールが落ち着かず目まぐるしく攻守が切り替わる展開。どちらに転んでもおかしくない状況が続くなか試合は動く。
 前半10分、都立桜修館中等は右のスローインからDF9茨城響がクロス、ファーでFW18藤原凌が収め振り抜いたシュートはニアに突き刺さりゴール、1-0と先制する。
 都立松原もリスクを減らし素早く前線にボールを送るもなかなか決定機を作ることが出来ない。
 同23分、都立桜修館中等は都立松原ディフェンスラインのボール回しを奪いGKと1対1を作るも決めきれない。
 チャンスの数で上回る都立桜修館中等だが追加点は奪えず1-0で後半に突入。

 後半キックオフから都立桜修館中等は右へ展開。クロスに詰めるもGKがセーブし、都立松原は肝を冷やす立ち上がり。
 前半同様に都立桜修館中等はハイラインの都立松原ディフェンス背後を狙うも、都立松原GKが広い守備範囲でピンチの芽を積む。
 同10分頃から都立松原が徐々にボールを握ると、都立桜修館中等陣内への侵入回数が増す。
 クーリングブレイク明けの同20分、都立桜修館中等はフリーキックに走り込んだFW7玉川堅大がペナルティエリア内で倒され、PKをゲット。
 MF8平野将也が蹴ったボールはクロスバーに当たりノーゴール、都立松原は胸を撫で下ろす。
 終盤、都立松原の攻撃が勢いを増すとビッグチャンスは同ロスタイム。
 スルーパスに抜け出したFW10鎌形涼太がGKと1対1を迎えるもシュートは都立桜修館中等GK17野久保匠眞がストップし、ゴールを割らせない。
 都立松原はコーナーキック時GKを上げてゴールを奪いに行くも最後まで1点を奪うことが出来ず試合は1-0で終了。

 勝った都立桜修館中等が2回戦進出を決めた。

(文・写真=編集部)

▽第99回全国高校サッカー選手権東京予選
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