後半に入っても、基本的には東福岡がボールを握ってゲームを進める展開で進んでいく。44分にはMF酒井大斗(3年)からMF松永響(3年)とつなぎ、中央へ折り返したボールをファーから詰めたMF岩井琢朗(3年)が決め、2-0とリードを広げた。
 長崎総科大附は少しずつ自陣での時間が長くなる中、奪ったボールを前に運ぶ段階でミスが目立ち、相手陣内へ持ち込む前に奪い返され、再び守備に回る場面も。対して東福岡は、長短のパスをテンポ良くつないで相手を動かしながら、隙を逃さずに機を見ては縦に打ち込み、また背後が開いていればスペースに配球する形を織り交ぜていく。バイタルエリアに持ち込んでからもスムーズなコンビネーションを見せ、相手を中央に寄せることでサイドを有効に使うなど、状況判断でも上回って主導権を握ると、63分には左でボールを受けた渡邊将也(3年)が追加点。3-0とする。
 終盤を迎えて長崎総科大附も人数をかけて東福岡ゴールに迫り、サイドからのクロスで得点を狙うが、東福岡は左座佑眞(3年)らが最後の局面では体を張ってはね返し、最後まで得点を許さず。

 攻守において早い出足で優位に立ち、長崎総科大附を上回った東福岡が2勝目を挙げた。

(文・写真=井芹 貴志)

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