先制ゴールを決めた田代龍之介

　後半、賢明学院は45分、右サイドから24番白尾風樹がドリブルでペナルティエリア内に侵入し10番田代龍之介との連携でチャンスを作るもGKに止められてしまう。反撃したい枚方は前線の9番橋本莉玖と交代で入った15番佐藤啓翔が前からプレスをかける。しかし次の1点も賢明に。50分、フリーキックで10番田代龍之介が蹴ったボールにゴール前中央で30番西山優瑚が頭で合わせ3点目。枚方はキャプテン7番宮本絃汰を中心に粘り強いディフェンスでボールを奪い攻撃に移るもシュートまで行かせてもらえず。試合終盤の75分、賢明は右サイドから10番田代龍之介がドリブルで切れ込み放ったシュートがDFに当たり、こぼれところを11番フラワーズ麗偉が難しい体制ながらもしっかり決めて4点目。このままスコアは動かず4-0で賢明学院が勝利した。枚方にとっては目標としていた賢明との4回戦で得点を奪えず悔しい敗戦となった。

　賢明の悦勝公豪監督は次戦に向けて「次は厳しい戦いになるのはわかってますが、勝てば6回戦なので絶対に守って次に進めるように頑張りたいです」と話した。勝利した賢明は10月18日、2次予選5回戦に駒を進め関大一と対戦する。

（文・写真＝谷口一樹）