和泉vs清水谷

　強風の中行われたこの試合。前半風上に立った清水谷がDFラインを上げて和泉を押し込む。風下の和泉はFW亀嵜星斗にボールを一度集めそこからDFラインの裏を狙っていく。前半は両チームとも主導権を握ることが出来ずスコアレスのまま終了する。

　後半に入ると風上になった和泉が攻勢にでる。遠目から積極的にシュートを打ち始めチャンスを作っていく。しかし、先制したのは押し込まれていた清水谷。54分、左サイドのスローインの流れからPA内での競り合いでファールをもらいPKを獲得。これをFW熊谷諒太が決めて清水谷が貴重な先制点を手にする。和泉は失点後も攻勢を仕掛け57分、FW東修斗が中央やや右よりから左足でミドルシュートを狙うもボールはクロスバーに弾かれ枠の外へ。和泉は前線のターゲットとして７番FW中筋ティモスィージェイムスを投入するがボールが合わず効果的な攻撃には繋がらない。逆にストロングポイントである和泉のパスワークがみられなくなってしまい攻撃が単調に。時間が経つにつれ焦りが見え始めた和泉を尻目に清水谷はDF阪本凌海を中心としたDF陣が冷静に対応。結局PKの１点が決勝点となりそのまま清水谷が勝利した。勝利した清水谷は10月18日に昨年の準優勝チームである強豪、阪南大高と対戦する。

（文・写真＝会田健司）