追い上げムードが高まる帝京に対して、前半終了間際に押し込まれるなど辛うじて1点をリードする駒澤大学高等学校は、後半開始と同時に2枚の交代カードを切って守備を中心に立て直しを図る。

 しかし、後半に入っても勢いを維持する帝京は後半開始早々の51分、待望の同点ゴールを奪う。右CKの流れからゴール前混戦となり、最後は2番・下川 雅人が豪快に蹴り込んで試合を振り出しに戻した。

 勢いは増すばかりの帝京はさらに駒澤大学高等学校ゴールに襲い掛かるが、駒澤大学高等学校も持ち前の粘り強い堅守で踏み止まる。安定した守備から攻撃に繋げたい駒澤大学高等学校は、前線の11番、9番、10番の3人に大きな期待が掛かる。すると迎えた58分にはビックチャンス。10番が左サイドを深くドリブルで持ち込み、マイナスのラストパスをゴール前フリーの安藤へ。最高のお膳立てであったが、期待されたエースはこれをゴール上へと外し、決定機を逸した。

 緊迫した一進一退の攻防が続くとともに、雨も次第に強くなる。75分を過ぎ、最後の勝負で明暗を分けたのはベンチの采配、選手交代であった。駒澤大学高等学校は先制点を決め、2列目の位置で攻撃を組み立てていた8番を下げたことにより攻撃が停滞。左サイド11番のドリブル突破頼る攻撃に終始した。

 一方の帝京は77分にFW19番・山 駿介を投入。この交代が見事に的中する。84分、左サイドから6番・尾田 雄一がクロスを送ると、駒澤大学高等学校DFのクリアは中途半端になり、19番山の下へボールがこぼれる。これを落ち着いてゴール右隅に決め勝利を引き寄せる勝ち越しゴール。途中出場の山が大仕事を果たした。

 その後、最後まで諦めない駒澤大学高等学校も必死にゴールを目指すが、シュートまで持ち込むことができず。アディショナルタイム5分も経過して試合終了のホイッスル。2対1、帝京駒澤大学高等学校を逆転で下して勝ち点3を獲得する結果となった。

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