後半、東海大相模はスタートからドリブラー10番FW渡邉雄馬と長身11番FW櫛田和渡の個性的な2人を投入すると、完全に東海大相模がリズムを握ると終盤、試合を動かす。後半36分は東海大相模、9番FW増田鈴太郎が右サイドをドリブルで仕掛けてグラウンダークロス、中央11番FW櫛田和渡が蹴り込み待望の先制ゴール、1-0とする。このまま終了かと思われたが桐蔭学園が踏みとどまる。同38分桐蔭学園、中央を崩しシュートを2度ブロックされるも最後は詰めていた8番MF島田弥的が押し込みゴール、同点に追い付く。80分を同点で終えると試合は延長戦へ突入。

同点弾の勢いそのままに、延長も畳み掛けるのは桐蔭学園。延長前半4分桐蔭学園、ロングボールのこぼれ球を右に流れて拾った18番MF菱川天風が左足でクロスを送るとファーで10番FW白輪地敬大が頭で押し込みゴール、2-1と逆転に成功する。更に延長後半5分桐蔭学園、左サイドを9番MF山崎健翔と8番MF島田弥的で崩しマイナスのクロス、10番FW白輪地敬大がゴール正面に突き刺しゴール、3-1と突き放す。試合はこのまま終了し、桐蔭学園が逆転勝利。100分に渡る死闘を制した桐蔭学園が次戦、湘南工大附と激突する。

（文・写真＝甲斐雅人）