専大松戸ペースで進む前半、34分にも18番遠藤太一の相手の意表をつく絶妙なパスから、10番吉川秀斗がきっちり決め、2-0とする。前半終了間際に、白井も6番小木田昂大がゴール前で打点の高いヘディングを見せるも、GK中山海渡がファインセーブ。このまま2-0専修大松戸リードで前半を折り返す。

後半13分、2点のビハインドの白井は6番小木田昂大がロングキックからの溢れ球に反応し、執念の押し込みで1点を返す。1点差となったことでオープンな闘いになる。白井はカウンター時に9番諏訪部海が一本を狙い、全体が押しあがった状態では、粘り強くセカンドを拾う。一方の専大松戸は守備に労力を裂き、得意のパスワークを見せる状態まで、攻撃に人数をかけられない。白井はインプレー時は7番大場瑠威、9番諏訪部海がゴール前に飛び込み、セットプレー時は6番小木田昂大なども押し上げ、ゴール前で数々のチャンスを作る。しかし、試合終了間際、専大松戸が追加点。19番須賀涼斗が裏への抜け出しから、DFとドリブルで並走する形になるが、身体をいれながら相手を押しのけ右足を振り抜くとこれがゴールとなり勝負あり。3-1で勝利した専大松戸が次戦に駒を進めた。

(文・写真=石津大輝)

▽第98回全国高校サッカー選手権千葉予選
第98回全国高校サッカー選手権千葉予選