それでも帝京は両サイドを起点に攻撃を続けると、前半終了間際にコーナーからチャンスを作る。しかし最後の場面で堅いディフェンスを見せる東海大高輪台ディフェンスに阻まれ同点に追いつけない。ここで前半が終了し、東海大高輪台がリードして折り返す。

後半開始早々、帝京が同点に追いつく。前半から変わらず帝京が細かなパスからチャンスを作るとペナルティエリア内でのハンドを誘う。これを8番石川が右隅に決めて同点に追いつく。

同点に追いついた流れをそのままに、一気に攻勢を強める。すると右サイドからゴール前中央でボールを受けた帝京高校9番髙橋が前を向くと、そのまま左足を振り抜く。これが相手ディフェンダーの股を抜き、ゴール右隅へ決まり帝京が逆転に成功する。

攻めるしかなくなった東海大高輪台もここから反撃を開始。前半から縦横無尽に走ってきた20番横山と中盤でのボールキープでチームを落ち着かせていたキャプテンで10番の藤井が結果を出す。20番横山が右サイドを抜け出し、センタリングをあげるとこれに10番藤井が頭で合わせる。これがゴール左隅に決まり、すぐさま同点に追いつく。

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