「セットプレーで取れたことは大きかったと思うんですけど、守備のリスクマネジメントだったり、攻撃時のビルドアップは非常にミスが多かった。前半も自分のパスミスからリアクションをもらってピンチを招いたりというのがあったのでそこはまだまだ課題だなと思います」。

小島時和監督も「まだまだすべてにおいて新人の時期のダメなところが今日は出てしまった。勝ったから良かったものの、これで勝ちきれなかったら本当に今年はどうなっちゃうのという感じの試合。もっともっとサッカーを理解させないといけない」とチームに叱咤を送った。

それでも決勝に進んだことで反省を生かす機会はまだある。「2試合連続失点をしているというのは個人としては悔しいので明日はしっかりと後ろは0で抑えて、良い守備から良い攻撃で点を取って勝てればいいと思います」と山田。今大会3戦22ゴールと高い攻撃力を誇る昌平高校を相手に零封で勝利に導けるか。「譲れない」と語るヘディングでのゴールにも期待したい。

記事提供:埼玉サッカー通信・石黒登