そんな鈴木が「武南の背番号10」を託されたのは、今夏のインターハイ後、S1リーグ後期からだったという。インターハイ予選の時は26番をつけていたが、内野監督から「お前が10番だ」と告げられた時は「びっくりしましたが、嬉しかったです」と振り返った。

 伝統ある武南の10番を1年生で背負う重みについても「重みは感じますけど、年齢関係なくサッカーを楽しんでやりたい」と淡々と話す鈴木。プレッシャーを感じすぎることなく、自分らしいプレーを貫く姿勢も魅力だ。

 内野監督も鈴木について「身体能力は本当に高い。あとは技術をつけていけば。まだ1年生だけど、今でも十分にやれると思う」と、期待を寄せる。さらに「フレッシュであんまり動じない選手。いろいろなことに左右されない。聞いてないというか。でも、それがいいところですね」と笑った。

 「まずは埼玉県予選で優勝すること。そして国立に行けるように頑張りたい」と意気込みを語る鈴木。

 20年ぶりの選手権出場を狙う武南の背番号10を託された1年生が、これからの戦いでどんな活躍を見せるのか注目だ。

(文・写真=古部亮)

▽第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第105回全国高校サッカー選手権埼玉予選