
PK戦ではGKを見つめながら蹴る技も披露
試合後、疲労は大丈夫かと聞くと「結構ご飯食をたべたので大丈夫でした(笑)」とケロリとした笑顔で答えた。それでも「やっぱり前半は自分たちにペースが来てて、そこで点を取ったところで、勝てるかなと油断してしまったのかもしれない。クリアのミスで相手のセットプレーになってしまって、(同点ゴールのシーンでは)自分の前でやられてしまって悔しかった」と当然ながら悔しさも滲ませた。
「応援もたくさん来てくれて、全員で本気で一丸になってできたので、悔しいですけどめっちゃいい試合ができたと思います。自分たちは今年、インターハイもTリーグも勝利を収められなくて、負け続けてここまで来てしまったので、今まで応援してくれてた人たちもいるし、ここで勝つしかなかった。メンバー発表は昨日だったんですが、今回3年生でメンバーに入れなかった子たちは悔し涙を流していたし、今日は絶対に勝たないといけなかった。いつも頑張っているんですが、この一週間は朝練してみんなでご飯を食べて、全員で声も出して一丸になれた。本気で勝つつもりだったんですけど、終わってみて、応援の人たちもあんなに泣いてて、申し訳ないという気持ちが一番大きいです」
T3(都リーグ3部)のため、この試合が初戦となった都立狛江。西條にとっては高校生活最後の選手権は1試合で終わってしまった。
それでもこの選手権に向けてチームが一つになっていく実感や、今まで以上にみんなが本気になって練習に向き合ったこと。背番号10はそのことが何よりもうれしかった。
(文・写真=会田健司)
▽第105回全国高校サッカー選手権東京予選
第105回全国高校サッカー選手権東京予選









