この試合で2ゴールの活躍を見せた履正社のFW9古田和之介(3年)はゲーム後、1点目については「まずはいいところに(ボールを)置けて、相手が飛び込んでくるのがわかっていたので、コースというよりかは股を狙って。股を狙えば入るかなと思いました。最初はファーサイドを狙っていたんですけど、相手を見て上手く判断を変えることができました」と振り返り、2点目については「クロスがファーサイドに来るかなと思ったんですけど、自分の目の前にスペースがあったので、そこにこぼれてくるのかな、というのが感覚的になんとなくあったので、そこにうまくこぼれてきてくれました」。

 古田はゴールシーン以外でも相手DFの裏でボールを引き出し、攻撃の起点となった。そこについては「まだ1日目なので体力もありました。暑かったですけど後ろもしっかり守ってくれていて、味方を楽にさせるためにも自分がペナ脇のスペースに走って相手のラインを下げさせようと思っていました。きょう、最後の方までそれができたのは1個自分の中でも良かった点かなと思います」とコメント。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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