チームはFW須田龍心のゴールで一度は追い付くなど粘りの姿勢は見せた

 後半はしっかり攻撃の形も作ることができ、勝ち越しゴールを奪えそうな場面もあった。「そこも自分たちの課題というか。先制点、2点目もそうだし、最後の失点も、簡単に“スコーン”と行かれてしまうような所、それとフィニッシュの精度。やっぱり相手のシュートは枠に行って入っている。そこをもっと自分たちは上げていかないと、このレベルで勝点3を取っていくのは難しいのかなと感じました」と課題を口にする。

 桐生第一戦では後半に5得点、流通経済大柏戦では後半30分に同点ゴールを奪い、この日のゲームでは後半に一度は追い付く粘りを見せた。「選手たちにも行ったんですけれども、2点取られてから頑張るといっても厳しいので、“殴られる前に殴らないと”じゃないですけど、殴られてから目を覚ますのではなく、最初からやっていかなければいけないんじゃないかなと凄く思います」とさらなる向上を目指す。

 プレミアリーグでのここまでの戦いぶりについて聞くと「リーグ戦を戦う中で、同じような課題が繰り返し出てしまっているような所は、まだ修正できていないということ。ただ、自分たちのサッカーがまったくできていないかというとそうではなくて、それができている中で最後の守備と攻撃に課題があるんじゃないかなと感じています」と話した。

 7月24日からはクラブユース選手権も開幕するが意気込みを聞くと「選手たちにも話したんですけれども、チーム内の競争、1、2年生は3年生を喰っていかなければいけないですし、3年生は必死に逃げてくれと。そういう競争の中にこそ成長があるのでしっかり競争して。単に“勝てばいい”というわけではなく、自分たちのやろうとしていることをやりながら勝ちに行くんだよと。そこは突き詰めてやっていきたいなと思っています」と語った。

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 EAST
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