神崎監督がV・ファーレン長崎でプレーしていた現役時代(写真=藤原裕久)

ーー鎮西学院大学サッカー部は、長崎県大学リーグ所属しています。長崎にはサッカー部の強豪大学が多くはないんですが、そこでもまだ強豪というわけではありません。監督就任にあたって目標とすることを聞かせてください

 長崎県大学リーグ優勝、九州大学2部リーグ昇格、九州大学1部リーグ昇格と目指していきたいと思っています。もちろん、それが簡単なことじゃないのは、よくわかっています。

ーーここからサッカー部の強化を進めるにあたって、どういう段階を踏んでいこうと考えていますか?

 契約期間が4年間なんですが、まずはサッカー部内のことに取り組むつもりです。サッカー部にも、本気で取り組みたい選手、あくまでも趣味として楽しみたい選手もいますから、テンションというか気持ちの強さが一つではありません。まずはそこを同じ状態にしたいですね。県内外からしっかりやりたいという部員が入学してくるのがで、現在の部員と新しい部員との融合も必要だと思っています。

ーー大学も強化に力を入れるということで、サッカー部はこれから変わっていく部分もあると思います。監督の中では、現在の部のスタイルと、これからの部のスタイルをどう融合させていこうと思っていますか?

 両方を重視します。もちろん、将来的にどちらかを選択しなければならないときはくるかもしれません。学校側にはそこを説明して理解してもらっていますし、そういうときに決断するのも自分に求められる役割だと思っています。でも今のサッカー部員たちがいたから、今のサッカー部があって、自分がここにいられるのもそのおかげです。だから、しっかり話し合っていきたいと思っています。

 次回は新たな挑戦へ向かう神崎監督に1年目のテーマや監督としての抱負などについて話を聞いた。

(文・写真=藤原裕久)