(ブラジル戦は)海外の経験もない、もう本当に何もわからない状態の中でやっていて、最初思いっきり手を抜いているのはちょっとわかった。そんな中でやりながら後半になっていきなりバーンとスイッチを入れた瞬間はわかったので、その迫力とかはもう本当に覚えていますね。技術とかじゃなくて、その迫力みたいなのは。(勝った瞬間は)実感はやっぱりみんなだと思うのですけど、あんまりなくて、なんとなく後からじわじわきたのですけど、 そん時はもうなんかよくわからないっていう感じです。冷静でもないし、興奮しているわけでもないし。

 これ僕だけかもしれないですけど、攻められて当たり前だと、だってうまいもん、しょうがないじゃんみたいな、良い意味で開き直ったっていうとこがよかったのかなと。シュートを打たれても、(川口)能活のおかげもあってなんとなく防げて。鹿実の時もやっぱりずっとせめられる時もあったし、そこを粘り強くなんとかやらなきゃいけないっていう、「鹿実魂」みたいなのがあって、 そういうのも全部繋がっていんのかなとは思います。

ーー引退後はどういった活動をされているのですか

 Jリーグのユメセンをやったりとか、いろんな企業のイベントとかで全国回ったりとか、どこかのチームの監督みたいなのはやっていないですけど、国内、海外も含めていまはいろんなところに行っている感じです。

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