都立東久留米総合

――今大会無失点での突破、守備陣が頑張りました。
リーグ戦を通した結果、さっきの話じゃないんですけど6枚も含めて、6枚になっちゃうのは僕は嫌なんですけどボールサイドは完全に降りて5枚だとか、そういった所をリーグ戦を経て彼らがこっちの方が良いとかが出て来たので、リーグで一年間色んなチームにやられたことが、この選手権で糧になったかなと思います。

――自分たちで考えてプレー出来るのは最初から特徴としてありましたか?
非常に仲が良くてよく喋るチーム。ミーティングの場所だけ設定すれば自分たちで話しが出来るので、そういった所は彼らの強みかなと思います。この学年の特徴ですね。

――加藤監督就任2年目で選手権全国の舞台にたどり着いた今のお気持ちをお願いします。
率直に言いますとホッとしているというか、8年間出てなかったなかで1個、まだ東久留米総合は終わってないぞという所を見せられた。あくまで結果ですけど、中身の部分はまだまだ練習しないといけないんですけど、僕もどれ位出来るか分からないですし、都立高校なので当然異動もあるので、次の人間に引き継ぎたいと思った時に東久留米総合のサッカーが衰退していたら一つの都立高校でサッカーに力を入れている学校がなくなってしまうことにもなるので、今回こういった結果が出てホッとして...嬉しいです、めちゃくちゃ嬉しいです(笑)

――全国では是非攻撃にも注目したいです。
サイドチェンジはもう少し入れたい。両翼の10番MF野口大陽と11番MF佐藤海翔の所で縦に推進力を出してコーナーを取りたいと思っていたんですけど、最後は入りましたけどなかなかコーナーも取れなかった。相手ディフェンスと対峙した時にやれと、そこでチャレンジしなきゃと話をしたが1対1が強くて。それで終わりではなくて、普段の練習ではそうなったらサポートしようと話もしているんですけどそればっかりになってしまった。意図的にサイドを変えてゴールに迫っていくということをやれないと苦しいかなとは思います。全国で失うものは何もないです。今日結果は出たんですけど今一度しっかり中身を整理したい。結果が出たからOKじゃなくて、今日チャレンジ出来なかった部分やなぜ成功しなかったのかをしっかりと分析して、また準備したい。全国ではもっと中身のあるサッカーをしたいなと思ってます。

(取材・写真=甲斐雅人)