練習を見守る佐藤監督

ーー先のことではありますが、選手権3連覇についてはどうお考えでしょうか?

 毎年毎年やって来た中で、99回大会に出場できて、100回大会にも出場できたということだけだと僕は思っています。98回大会はしっかりした準備ができていなかったのかというとそうではないですし、もちろん97回大会もそうです。選手一人ひとりの成長、頑張りが結果につながっていることで、やっていることに変わりはありません。

 3連覇について意識するかしないかというと、当然意識すると思います。ですが先ほども言ったようにやることは変わらないので、そこはブレずに今までやって来たことをしっかりやっていけたらなと思っています。

ーー今年のチームの目標などは何か具体的掲げているものなどはありますでしょうか?

 選手たち自身で決めたんですけれども、T1リーグはリーグを制してプリンス関東に昇格したい、東京のトップに立ちたいというのは、どの大会でも照準を合わせています。この大会、あの大会と優劣は付けずにやっていく。そういう姿勢を示していきたいと思っています。

ーー新チームで期待している選手などはいますでしょうか?

 選手権のピッチに立たせていただいたのはMF日隠ナシュ大士、DF久保木舜稀、MF東舘大翔、FW高谷遼太など。彼らはコンスタントに試合に出ていて、出場時間などからすると彼らなのかなと思います。

ーー佐藤監督自身は間もなく始まる今シーズン、どういう思いで臨まれますでしょうか?

 100回大会の選手権という大きな舞台に立たせていただいたということは周囲の方は知っていますし、みなさんその部分を目標にやられてきたと思います。当然我々はターゲットになるというのは重々わかっていて、難しいシーズンになることも理解しています。その難しい課題を乗り越えて初めてチームの力が付くと思っているので、そこを踏まえた上で選手たちにしっかり頑張ってもらえたらなと思いますし、僕自身も強い気持ちを持って一試合一試合臨んでいけたらと思っています。