ーー活動が止まってしまった中で、OBからのサポートなどもありましたか?

 Jリーグで活躍するOBなどからマスクなどが送られてきましたね。あとはその贈物と一緒に映像も送ってくれました。先輩たちからのメッセージは子供たちの励みになったのではないでしょうか。

ーー子供たちの状況が分からない中で、活動が6月から再開しました。現在、取り組んでいることはありますか?

 6月の上旬から活動が再開したので、3年生全員とそれぞれ2者面談をしました。インターハイやその他の公式戦が中止や延期になっているので、例年以上に進路決定が難しい状況にあります。なので、自粛中の生活や今の状況など聞いたりしていて、不安にならないようにサポートをすることが大切です。また、2年生も同様に行なっていて、ほとんど終わりました。現在は1年生との面談を進めています。1年生は入学直後に活動自粛になったのでほとんど接していなかったので、話す場が重要なんです。

ーー3年生に対して面談を行われましたが、今後はどのようにサポートはどのように行なっていく形でしょうか。

 6月15日に正式に話が来たのですが、8月7日に群馬県で大学向けのトライアルを行なうことが決まりました。スポーツマネジメントが主催している「大学サッカートライアルプロジェクト-THE CHALLENGE」というのですが、そこに選手を参加させようと考えています。本来であれば、高体連のチームはこの時期にインターハイの予選を行なっていますし、その結果を見て各大学も選手の状態や実力を把握します。本当であれば、今週(取材を行なった6月14日)が県予選準決勝、決勝でしたから。なので、トライアウト以外にも、こちらから各大学にはこちらから問い合わせ、状況を確認しています。まだまだ大学側も動きが取れないみたいなので、7月に練習会が行われるようであれば、選手を参加させるつもりです。

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