U-13を対象とした05年の第1回世界幼少年サッカー大会で優勝を飾った、いわゆる“92年組”だが、09年のU-17ワールドカップではネイマールを擁するブラジルとグループリーグで対決。最終的に2-3で惜敗するものの、確かなインパクトを残している。

当時のU-17代表メンバーが宇佐美貴史、柴崎岳、杉本健勇、小川慶治朗、宮市亮といった面々だ。そこから9年後に行われた18年のロシアワールドカップでは宇佐美や柴崎をはじめ、昌子源、遠藤航、大島僚太、武藤嘉紀といった“プラチナ世代”が日本代表メンバーとしてベスト16進出に貢献した。

 黄金世代とプラチナ世代のほぼ中間に位置する“86年組”もまた優れた人材を多数輩出している年度だ。

 しかしながら、03年のU-17ワールドカップには出場していない。05年のU-20ワールドカップでは“86年組”の1学年上がメインだったこともあって、そこにメンバー入りしたのは本田圭佑、家長昭博、西川周作ら数名に過ぎなかった。

【次のページ】 しばしば“谷間の世代”などと評される理由でもある。